うちの母方の祖父は満州で亡くなったそうだ。
元々は高校の教師だったらしい。
通訳として行ってたけど、英語が喋れるために
戦争が終わっても帰れず、チフスにかかって亡くなったらしい。
祖母には毎年靖国神社から案内が来てたけど
絶対に行かなかった。
夫を戦争で亡くし
娘3人育てるのにそれどころじゃなかったし
国に対しては一筋縄じゃいかない思いがあったんだと思う。
ちなみに母親は、自分の父親の名前があるはずだから
それを見てみたいと
靖国に行きたいと言ってはいたが
結局、行かずじまいだった。
この祖父……うちの母にとってはいい父だったらしいが
母の姉、特に上の姉にとっては……
戦死の通知が来た時に
「正直ホッとした」というくらいの人だったらしい。
「りえちゃんは小さくて可愛がられたけど
わたしは長女だから怒られてばっかりだった」
なんて言っていた。
お姉ちゃんはいつの時代も複雑なんだな。
ちなみに……ワタシの上向きで低い鼻は
この祖父の鼻を母が受け継ぎ
ワタシが受け継いだ。
はっきり言って、キライな鼻。
鼻ぺちゃなんて気にしないのは
アニメ、マンガの世界だけだと思うぞ。
瓶底めがねかっていうからド近視だった目は
母に遺伝しなかったので
(次女=母の下の姉に遺伝してしまった)
ワタシは視力だけはよくて(目の病気はあったけど)
それは今でもありがたいけれども。
と、終戦の日はちょっと憂鬱になる。