読みました。
うおおおおおおお、と思いました(笑)。
以下ネタバレ。
最初のうちは、劉輝が50近くになって、あ~まだ3人の側近は側にいるんだなあ、と思っていたのだけれど……
ん? 様子が何か変。
え? そうなの?
ええええええー、そうだったのかあぁぁぁぁぁ。
2度読み返してみれば……納得いく場面がいくつも。
うん、2度読もう。
ということで、絳攸が「まだ連れて行かないでくれ」と楸瑛と静蘭に言うシーンでは泣いてしまいました。いや~小説で泣いたのって何年振りだろうか。たぶん……前回も、この骸骨を乞う(単行本の方)の氷の心臓だった気がするが……。
劉輝はいい王様になれたんだなあ。嬉しいよ。とっても。
最後、秀麗ちゃんが迎えにきたシーンもジーンときました。
彩雲国ってキャラクターが魅力的でそりゃ全部書けばきりがなくなるでしょうけれども、懐かしい名前がいくつも出てきて、「あ~彼ももういないのか」とか思ったり、駆け足すぎるくらい駆け足な書き方だったけれども、これでやっとワタシの中での彩雲国物語が完結した気がします。いや、もっと読みたい話はあるよ。燕青とか燕青とか燕青とか(笑)。でも雪乃さんもやっと次のお話書かれてるみたいなのでね……またいつか、でいいかなあ。
にしても短命だなあ、みんな。人生50年の時代なのかしら。彩雲国では、ちゃんとあの世で会えるんだね。そこだけはいい世界だな(笑)。
老いた劉輝と側近たちを由羅せんせーの絵で見たかったけど、ビーンズ版には載ってないんですよね、このお話。残念。いやでもあれか、老いた姿を見せないために角川文庫版にしか載ってないのかも???
ちょっぴりビーンズ版の(下)も欲しい気分にはなってきたよ。氷の心臓の挿絵、見たい。あとは……せめてきちんとした形でドラマCDにでもなればなあ……。(おまけ的なのは出てますけど……あれは秀麗中心のドラマCDだからなあ)
お話的には完結したけど、それ以外の欲は続くのであった……。